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更新日:2026年09月13日

自分の市場価値診断|無料おすすめツール6選

「自分のスキルは、他社でも通用するのだろうか」そんな不安を抱えていませんか。転職を考え始めると、気になるのが「自分の市場価値」です。

今の年収は適正なのか。強みは何なのか。一人で考えても、結論に至りにくいものです。そこで役立つのが、自分の市場価値診断ができる無料ツールです。数分の入力で、適正年収や強みが客観的にわかります。本記事では、おすすめツール6選を登録の要否とあわせて比較します。診断結果を転職に活かす手順まで、順を追って解説します。読み終えるころには、漠然とした不安が「次の一歩」につながるはずです。

そもそも自分の市場価値診断とは?まず知っておきたい基礎

自分の市場価値診断とは、あなたの経験やスキルが転職市場でどう評価されるかを可視化する仕組みです。まずは基礎から押さえましょう。

市場価値は「需要×供給×希少性」で決まる

市場価値は、能力の絶対的な高さだけでは決まりません。「そのスキルが、今どれだけ求められているか(需要)」と「できる人がどれだけいるか(供給)」のバランス、そして両者から生まれる「希少性」で変わります。

理由は、転職市場が需要と供給のバランスで動くからです。求める企業が多く、できる人が少ない領域ほど、希少性が高まり価値は上がります。

たとえば、同じ事務職でも状況は異なります。応募者が多い一般事務は評価が上がりにくい傾向です。一方、IT・医療などの専門職は需要が高く、採用意欲も強い状態が続いています。厚生労働省が公表する有効求人倍率でも、こうした職種差は確認できます。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」

つまり、「内定が出ない=自分は価値が低い」ではありません。市場での位置づけの問題です。まずはここを誤解しないことが大切です。

無料の市場価値診断でわかること(適正年収・強み・弱み)

無料の市場価値診断では、主に3つがわかります。漠然とした不安を、具体的な数字と言葉で捉えられるようにしてくれます。

  • 適正年収:あなたの経験に対する想定オファー年収の目安
  • 強み:論理的思考力や対人スキルなど、汎用的に活かせる力
  • 弱み・伸びしろ:市場で評価されにくい、補強すべきポイント

ここで言うスキルは、大きく2種類に分けられます。業務に直結する「テクニカルスキル(専門知識や資格)」と、環境が変わっても活きる「ポータブルスキル(課題解決力・調整力など)」です。

専門技術に自信がなくても、悲観しすぎる必要はありません。これまで培ったポータブルスキルを言語化できれば、評価は十分に狙えます。次章では、その診断をなぜやるべきかを掘り下げます。

なぜ必要?自分の市場価値を診断するべき2つの理由

市場価値診断をおすすめする理由は2つあります。「現在地の把握」と「判断軸の獲得」です。

今の適正年収とスキルの現在地が客観的にわかる

最大のメリットは、現在地が客観的にわかることです。自己評価のズレに気づけます。

人は自分を正しく評価できないものです。「もっと上のはず」と感じる人もいれば、「自分なんて」と過小評価する人もいます。どちらも、転職活動では判断を誤る原因になります。

たとえば診断で適正年収が今より高く出れば、「思ったより評価される」という発見になります。逆に低く出れば、補強すべき課題が見えます。数字で示されると、漠然とした不安が、具体的な課題として明確になります。この「客観性」こそ、自己分析だけでは得にくい価値です。

「転職すべきか・残るべきか」の判断材料になる

もう1つの理由は、進退の判断材料になることです。感情ではなく、事実で決められます。

「なんとなく不満だから辞めたい」では、転職は失敗しやすくなります。市場価値という共通のものさしがあれば、冷静に判断できるからです。

たとえば、診断結果が今の年収を上回るなら、転職で年収アップを狙える可能性があります。逆に下回るなら、今の職場でスキルを磨く選択も合理的です。「焦って動かなくていい」と思えるだけでも、心理的な負担は大きく軽減されます。では、数あるツールの中から、どう選べばよいのでしょうか。

失敗しない!自分に合った市場価値診断ツールの選び方

ツールは数多くあり、得意分野が異なります。目的なく試すと、必要以上に時間を要します。2つの軸で選びましょう。

診断の目的で選ぶ(年収算出か・強み発掘か)

まず、診断の目的をはっきりさせます。目的が違えば、最適なツールも変わります。

市場価値診断は、大きく2タイプに分かれます。

タイプ向いている人代表的なツール
年収算出タイプ適正年収を数値で知りたい人doda・ミイダス・ビズリーチ
強み発掘タイプ自分の長所や適職を言語化したい人グッドポイント診断・ASSIGN

「年収が気になる」なら前者、「自分の強みがわからない」なら後者から始めると効率的です。

登録の要否・所要時間で選ぶ

次に、登録の要否と所要時間で選びます。手軽さは継続のしやすさに直結します。

会員登録が必要なツールは精度が高い反面、手間がかかります。一方、登録不要のツールは数分で試せます。「まず試したい」段階では、登録不要のものが取り組みやすいでしょう。実際、「市場価値診断 登録不要」で検索する人も一定数おり、手軽さを求める人は少なくありません。

下の早見表で、6ツールの違いを一覧で確認しましょう。

ツール名診断軸会員登録所要時間の目安向いている人
① ミイダス年収+強み年収診断は登録前に試せる/強み診断は要登録年収 約5分+強み 約20〜35分年収と強みを一度に知りたい人
② doda 年収査定年収必要(doda会員登録)約3分適正年収をシンプルに確かめたい人
③ ビズリーチ年収可能性診断年収必要(登録・審査あり)数分(経歴入力の量による)ハイクラス転職・年収アップを本気で狙う人
④ リクナビNEXT グッドポイント診断強み必要(会員登録)約30分(全293問)強みを言語化し、自己PRに使いたい人
⑤ ASSIGN/VIEW適職・強み+想定年収必要(アプリDL・登録)約3分適職や方向性から考え直したい人
⑥ MYSTO 年収診断年収不要(一部機能は除く)約3分連絡が来る前に、まず気軽に試したい人

※登録の要否・所要時間は各公式サイトの情報をもとにまとめています。仕様は変更される場合があるため、利用前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

選び方がわかったところで、ここから具体的なおすすめツールを紹介します。

【無料】自分の市場価値診断おすすめツール6選

ここからは、無料で使えるおすすめツール6選を紹介します。年収算出系と強み発掘系をバランスよく取り上げます。

① ミイダス(市場価値&コンピテンシー診断)

  • 特徴:経歴を入力すると想定オファー年収が提示される定番ツール
  • 強み:実際に届いたオファー実績が算出の根拠。コンピテンシー診断で強みやストレス耐性もわかる
  • 向いている人:年収と強みを一度にまとめて知りたい人

ミイダスは、市場価値診断の定番ツールです。経歴を入力すると、想定オファー年収が提示されます。

特徴は、同様の経歴の人に実際に届いたオファー実績をもとに、年収を算出する点です。さらに「コンピテンシー診断(行動特性の診断)」で、強みやストレス耐性も把握できます。年収と強みを一度に知りたい人に向いています。

ミイダス

② doda 年収査定(適正年収シミュレーション)

  • 特徴:約186万人のデータをもとに適正年収を算出
  • 強み:現在の想定年収と将来の予測年収を、質問に答えるだけで手早く確認できる
  • 向いている人:年収の妥当性を、シンプルに確かめたい人

doda 年収査定は、適正年収を知ることに特化したツールです。約186万人のデータをもとに、年収を算出します。

質問に答えると、現在の想定年収と将来の予測年収が示されます。「現在の給与が妥当か」を手早く確認したい方に適しています。年収という一点に絞りたいなら、まず試したい1つです。

doda

③ ビズリーチ 年収可能性診断(ハイクラス向け)

  • 特徴:職務経歴をもとに年収の可能性を診断するハイクラス向けツール
  • 強み:登録すると企業やヘッドハンターからスカウトが届き、実際のオファーを体感できる
  • 向いている人:管理職・専門職など、年収アップを本気で狙う人

ビズリーチの年収可能性診断は、ハイクラス転職を視野に入れる人向けです。職務経歴をもとに、年収の可能性を診断します。

登録すると、企業やヘッドハンターからのスカウトが届く仕組みです。「自分にどんなオファーが来るか」を直接体感できます。管理職・専門職など、年収アップを本気で狙う層と相性が良いツールです。

ビズリーチ

④ リクナビNEXT グッドポイント診断(強み発掘)

  • 特徴:約30分の設問で、18種類の中から5つの強みを抽出
  • 強み:診断結果を職務経歴書の自己PRにそのまま活かせる
  • 向いている人:自分の強みをうまく言葉にできない人

グッドポイント診断は、強みの言語化に強いツールです。約30分の設問で、5つの強みを抽出します。

行動力や慎重さなど、18種類の中からあなたの長所を診断します。結果は、職務経歴書の自己PRにそのまま活かせます。「自分の強みがうまく言葉にできない」という人に、特におすすめです。

リクナビNEXT

⑤ ASSIGN/VIEW(AIキャリア診断)

  • 特徴:AIが価値観の質問から適職や想定年収を提示するアプリ
  • 強み:スマホで手軽に診断でき、複数のキャリアプランを比較できる
  • 向いている人:どんな仕事が向いているか、方向性から考え直したい人

ASSIGN(現VIEW)は、AIを使ったキャリア診断アプリです。価値観に関する質問から、適職や想定年収を提示します。

スマホで手軽に診断でき、複数のキャリアプランを比較できる点が魅力です。「どんな仕事が向いているか」から考えたい人に向いています。年収だけでなく、方向性を見つめ直したいときに役立ちます。

ASSIGN

⑥ MYSTO 年収診断(登録不要・3分で手軽)

  • 特徴:登録不要で、3分ほどで市場価値の目安をチェックできる
  • 強み:会員登録のハードルがなく、スカウトや営業の連絡を避けられる
  • 向いている人:連絡が来る前に、まず気軽に試したい人

MYSTOの年収診断は、登録不要で手軽に使えるツールです。3分ほどで、市場価値の目安をチェックできます。

会員登録のハードルがないため、「まず試したい」段階に最適です。スカウトや営業の連絡を避けたい人にも向いています。初めて利用するツールとして、試してみる価値があります。

なお、診断結果の受け止め方は、年代によって変わります。次章で、年代別の視点を整理します。

MYSTO

年代別に見る市場価値の捉え方(20代・30代・40代)

市場価値は、年代によって評価されるポイントが変わります。同じ結果でも、活かし方は異なります。参考として、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」でも、賃金は年齢とともに上昇し、50代前半にかけてピークに近づく傾向が示されています。

20代:ポテンシャル・伸びしろ重視

実務経験が浅くても、学習意欲・素直さ・基礎的なビジネススキルが評価されやすい時期です。未経験職種への挑戦もしやすく、キャリアの方向性を定めやすい段階といえます。賃金カーブでいえば立ち上がりの局面にあたるため、診断で年収が低く出ても過度に悲観する必要はありません。「これから伸ばせる余地」の地図として読みましょう。20代後半に入ったら、得意領域を1つ言語化し、強みとして整理し始めると、その後のキャリア設計が進めやすくなります。

30代:専門性 + マネジメント経験

「何ができるか」に加え、「どんなチームを動かせるか」が問われ始める年代です。プレイヤーとしての実績に、後輩育成やプロジェクト推進の経験が加わると、市場価値は大きく押し上げられます。賃金カーブが最も伸びる局面でもあります。診断結果は、専門性の深さとマネジメント経験の有無で差が開きやすいので、この2軸を意識して棚卸ししましょう。

40代:実績の再現性とリーダーシップ

核心は「過去の成果を、別の環境でも再現できるか」。マネジメント・事業推進・組織づくりの実績が主な評価軸になります。求人数は絞られるものの、条件が合えば、高年収につながりやすい年代です。この層はツールの推計値よりも、実際に届くスカウトの提示年収のほうが市場価値の実感に近いことが多いため、ビズリーチなどのスカウト型を併用すると現実的な数字がつかめます。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

年代の視点を押さえたら、ツールを使う際の注意点も確認しておきましょう。

市場価値診断ツールを利用する際の注意点

診断結果は便利な指標ですが、受け止め方には注意が必要です。次の2点を押さえておきましょう。

診断結果の年収を鵜呑みにしない

まず、診断結果の年収は鵜呑みにしないことが大切です。あくまで目安だからです。

診断はデータをもとにした推計です。実際の年収は、企業の状況やタイミング、面接での評価で変わります。同じ経歴でも、A社とB社で評価が割れることは珍しくありません。

たとえば「想定年収700万円」と出ても、必ず実現するわけではありません。「これくらいの可能性がある」という参考値として受け止めましょう。複数のツールを使い、結果を見比べると精度が上がります。

結果が低くても焦らない・落ち込まない

次に、結果が低くても焦らないことです。それは「終わり」ではなく「出発点」です。

前述のとおり、市場価値は需要と供給で変動します。今低くても、スキルの言語化や経験の積み方で十分に上げられます。

実際、診断結果に一度落ち込んでも、課題を1つずつ補強して評価を高めた人は多くいます。大事なのは、結果を「今後の伸びしろの地図」として使うことです。悩む時間を減らし、具体的な行動に移していきましょう。では、その結果を具体的にどう活かすかを見ていきます。

診断結果をキャリアアップ・転職活動に活かす手順

診断は、結果を行動に結びつけてはじめて価値が高まります。結果を実践につなげる3ステップを紹介します。

強み・弱みをキャリアの棚卸しに反映する

最初のステップは、結果をキャリアの棚卸しに反映することです。経験を整理し直します。

診断で出た強みは、これまでの業務のどの場面で発揮したのか。具体的なエピソードに結びつけます。そうすることで、職務経歴書や面接で説得力が増します。棚卸しの詳しい進め方は、別記事も参考にしてください。

【キャリアの棚卸しとは?やり方・書き方の例と何もない場合の対処】

足りないスキルを言語化し、今の職場で補強する

次に、足りないスキルを言語化し、今の職場で補強します。すぐに動ける現実的な一手です。

診断で見えた弱みは、課題リストに変えます。そして、今の業務の中で経験を積める機会を探します。

たとえば「マネジメント経験が弱み」と出たなら、後輩指導や小さなプロジェクトの取りまとめに手を挙げる。転職する前から、市場価値は高められます。

転職エージェントに登録し、プロの客観的評価をもらう

最後のステップは、転職エージェントへの登録です。プロの目で評価をもらいます。

ツールの診断は機械的な推計です。一方、エージェントは求人市場を知る専門家です。実際の求人と照らし、あなたの価値を言葉で具体的に評価してくれます。

「診断結果は本当に妥当か」を確かめる意味でも、相談の価値は大きいでしょう。複数の視点を重ねるほど、自分の現在地をより正確につかめます。

ここまでの内容を、最後に整理します。

自分の市場価値診断でキャリアのモヤモヤを晴らそう

自分の市場価値診断は、漠然とした不安を「具体的な現在地」に変える第一歩です。

本記事では、無料で使えるおすすめツール6選と、結果の活かし方を解説しました。ポイントは3つです。市場価値は需要と供給で決まること。診断結果はあくまで目安であること。そして、結果を行動に変えてこそ価値が生まれることです。

まずは登録不要のツールで、気軽に診断してみましょう。数字と言葉で現在地が見えると、次に何をすべきかが自然と見えてきます。

そして、より正確な評価を知りたくなったら、転職のプロに相談するのが近道です。一人で抱えていた不安も、客観的な評価を得れば前向きな計画に変わります。キャリアに関する不安を、今日から1つずつ解消していきましょう。